コース概要

外部設計をもとに、システム内部の処理や構造を定義する内部設計について学習します。データ設計の考え方を身に着けつつ、モジュール分割・処理フロー・データ入出力仕様などを整理し、後工程をスムーズに進めるための設計書の作成方法を学習します。

到達目標

外部設計の成果物を内部設計に引き継ぐ方法を理解する
モジュール設計・処理設計の考え方と表現方法を習得する
実装を見据えたデータ設計ができる
内部設計の成果物（モジュール仕様書、処理フロー、入出力定義書など）を理解・作成できる

トレーナーからの一言

内部設計は、これまでの経験や個々のプロジェクトの要件によってばらつきや属人化が発生しやすいフェーズです。また、実際のシステム開発の特性によっても大きく考え方が変わりやすいフェーズでもあります。とはいえ、共通する考え方や理想とするべき発想という点で、普遍的なものを知っておくことは、個々の特性に合わせた効果的な設計を行うのに役立ちます。この研修で、一般的な知識や理想的な考え方を学習し、現場に活かせるノウハウを身に着けましょう。

前提条件

外部設計もしくはプログラム設計経験を含む業務経験３年以上 かつ これから内部設計に携わる、あるいは内部設計経験が浅い方 

対象者

・現在内部設計に携わっている方
・これから内部設計に携わる方

コース内容

1.内部設計の概要と位置づけ
　開発工程における位置づけ
　　一般的な開発工程
　外部設計成果物との対応関係
　内部設計のアクティビティとタスク
2.データ設計
　論理設計から物理設計へ
　データ型、制約、インデックス設計
3.モジュール設計
　モジュール分割とは
　モジュール間インタフェース設計
　依存関係と疎結合
4.処理設計
　入出力仕様書の作成
　処理手順
　エラー処理、例外処理
【参考】バッチ設計
　バッチ処理の特徴
　ジョブフロー図の作成
　エラー／リカバリ設計の考え方
ケーススタディ
　データ設計演習
　　物理データ設計
　　　テーブル定義書（データ型、制約）の作成
　　　インデックス設計
　モジュール設計＋処理設計
　　内部処理の検討
　　　・入出力チェック仕様
　　　・モジュール構成図
　　　・処理フロー
【オプション演習】バッチ設計
　簡易ジョブフローの作成、バッチ処理仕様書の作成

注意事項

【オンラインライブ開催】
オンラインクラスにお申込みの方は、下記環境をご確認のうえ、お申込みをお願いいたします。
お申込みいただいた時点で、環境確認がなされたものと判断させていただきます。
 
 
【演習環境】
・PC およびインターネット環境はお客様にご用意いただきます。
　 サポート OS ： Windows 11以降
　 サポート ブラウザ ： Microsoft Edge、Chrome
・Zoom 用と演習用で別々の PC を使用される場合、演習環境からも Zoom チャット操作を行って

　いただく場合があるため、研修で使用されるすべての PC から Zoom への接続をテストしておく

　ことを推奨します。  
・本セミナーでは、ブラウザー経由でクラウド上のExcelファイルにアクセスし、演習を行って

　いただきます。
・ご自身のPC上で動かせるExcelをお持ちの方は、そちらをご利用いただいても問題ありません。
・Zoom へのアクセス テスト
　オンライン会議システムはZoomを使用しますので、下記でZoomのアクセスをご確認ください。
　Zoomテストサイト：https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083/

※PC モニタもしくは 2台目の PC やタブレット端末をご用意いただくことを強く推奨いたします。
　これは、講師の画面を表示しながら、演習を行ったり、電子テキストを表示したりするためです。
 
【テキスト】
・当研修は、電子テキスト（PDF）のご提供のみとなり、印刷テキストには対応しておりません。

　なお配布後、受講者ご本人が使用する目的で印刷することは可能です。
・PDF版の電子テキストを閲覧するには「Adobe Acrobat Reader X 以降のバージョン」が必要です。
・電子テキストを印刷される場合は、お客様にてご負担ください。