コース概要

システム開発において、テストは品質を向上させる手段の一つです。ただし、無計画に実施したテストは効果が薄く、むしろ本来発見されるべきバグを見落とすことで後続の工程に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
本研修では良いテストの条件を学習しつつ、より効果的なテストケースの洗い出し方等の具体的な技法を習得いただけます。

到達目標

・テストの目的と、良いテストの条件について説明できるようになる
・ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト等の技法を用いてテストケースを考えることができる
・単体テスト、結合テスト、システムテストにおける考慮点を説明できるようになる

トレーナーからの一言

テストと言えば、「ひたすら壁に向かって走り続ける」等、闇雲にシステムの穴を探すことをイメージされる方も多いと思います。
しかしシステム開発において使える人員や工数は限られており、そのリソースの中で効率良く、良い製品を開発することが求められます。
本研修では効率よく良いテストを学ぶための技法を多数ご紹介いたします。ぜひご参加ください！

前提条件

特にありません

対象者

・テスト技法を基礎から学びたい方

・はじめて開発案件に携わる方

コース内容

第1章　テストの目的と概要
・テストの目的と特徴
・システム開発におけるテスト
・「良いテスト」とテスト技法
・テスト結果の記録
  
第2章　ホワイトボックステスト
・ホワイトボックステストの概要
・制御フローテストとカバレッジ
 
第3章　ブラックボックステスト
・ブラックボックステストの概要
・同値分割
・境界値分析
・デシジョンテーブル
 
第4章　高度なテスト技法
・ペアワイズ法（オールペア法）と直交表
・状態遷移テスト
・ドメイン分析
・ユースケーステスト
 
第5章　経験ベースのテスト
・エラー推測
・探索的テスト
・言語や環境に依存するテスト
 
第6章　単体テスト・結合テスト・システムテスト
・単体テスト
・結合テスト
・システムテスト
・【参考】その他のテストや工程
 
第7章　テストウェアとバグ票
・テスト工程におけるテストウェア
・バグ票
 
付録　総合演習

注意事項

【オンラインライブ開催】
オンラインクラスにお申込みの方は、下記環境をご確認のうえ、お申込みをお願いいたします。
お申込みいただいた時点で、環境確認がなされたものと判断させていただきます。

【演習環境】
・PC およびインターネット環境はお客様にご用意いただきます。
　 サポート OS ： Windows 10以降
　 サポート ブラウザ ： Microsoft Edge、Chrome
・Zoom 用と演習用で別々の PC を使用される場合、演習環境からも Zoom チャット操作を行っていただく場合があるため、研修で使用されるすべての PC から Zoom への接続をテストしておくことを推奨します。  
・本セミナーでは、ブラウザー経由でクラウド上のExcelファイルにアクセスし、演習を行っていただきます。
・ご自身のPC上で動かせるExcelをお持ちの方は、そちらをご利用いただいても問題ありません。
・Zoom へのアクセス テスト
　オンライン会議システムはZoomを使用しますので、下記でZoomのアクセスをご確認ください。
　Zoomテストサイト：https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083/
※PC モニタもしくは 2台目の PC やタブレット端末をご用意いただくことを強く推奨いたします。
　これは、講師の画面を表示しながら、演習を行ったり、電子テキストを表示したりするためです。

【テキスト】
・当研修は、電子テキスト（PDF）のご提供のみとなり、印刷テキストには対応しておりません。なお配布後、受講者ご本人が使用する目的で印刷することは可能です。