MSDNプログラミングシリーズ プログラミングWindows 7

Windows 7では、アプリケーションの操作性にも影響するデスクトップ上の「タスクバー」が大幅に強化されたほか、複数の指で一度にスクリーンにタッチできる「マルチタッチ」も標準装備されるなど、操作性の面で多様な新機能が追加されました。
また、高度なグラフィックスを実現する「DirectX」に新機能が追加され、コンテンツの表現手段にもさまざまな新機能が導入されました。
そのほか、各種センサーへの対応などPCの利用範囲を拡大させ、また一方で、セキュリティやパフォーマンス、信頼性の向上につながる新機能も導入されています。

本書は、こうしたWindows 7の新機能を活用することを目指し、特に .NET Framework向けのアプリケーション開発者に対して、その実装方法を解説しています。
これらのトピックは、主に、新機能に関連するクラスライブラリの解説という面がありますが、単にクラスライブラリを使用したサンプルコードを示すだけでなく、それらに関連する周辺知識やアプリケーションをデザインする上での留意点やメリットなどについても、必要に応じて取り上げていきます。
これらの知識や実装技術は、今後どのような.NET Framework対応アプリケーションを開発するかにかかわらず、Windowsフォームを構築するにせよ、Webアプリケーションを構築するにせよ、共通事項として役立つ必須の内容です。